（１８）達弥西心のわかりやすい話「テレビで観た人」

私はこんな風に生きていきたいと思うのです。ＭＡＯは、この見えない自転車、見えない明日、見えない道を生きていくツールだということに気がついてほしいのです。

自転車を買ってもらえなかったＭさんは、見えない自転車を乗り回していた。彼は偉いと思います。バッカだなぁと思いながら、笑ってしまいます。

答えを見つけ、実践して、振り返って、何にもないと思っていた頃を思い出して、悲しかったねぇと振り返りながら、笑うのです。

何にもないところから、何でもあるようにするのが、ＭＡＯなのです。

何にもないのは、幸せなことです。描きさえすれば、何でもあるのですから。

描けば、ほら、「ある」のです。

「ない」のだから、想像するしかない。描くしかないのです。

迷っている、答えが見つからない、取るべき答えがない、明日のことがわからない、明日歩く道が見つからない、歩くべき道がない。

ＭＡＯは、描くＭＡＯは、まさにこのことと同じなのです。

この人バッカだなぁと思えるから、笑うのです。